「20代の頃と同じように食事も運動も気をつけているのに、なぜか痩せなくなった…」
40代に入ってそんな変化を感じていらっしゃる方は、とても多いと思います。これは気のせいでも、意志の問題でもありません。40代の身体には、20代とは明確に異なる生理的な変化が起きているのです。この記事では、その変化をわかりやすく解説し、40代のお身体に合ったダイエットのアプローチをご紹介します。
40代の身体で起きていること
基礎代謝が少しずつ落ちてくる
基礎代謝とは、安静にしている状態でも消費されるエネルギーのことです。この基礎代謝は20代をピークに低下し始め、40代では20代と比べて10〜15%程度低下しているとされています。
具体的には1日あたり100〜200kcalの差になることが多く、20代のときと同じ食事量・同じ運動量でも、40代の方が体重が増えやすくなります。
なお、基礎代謝が落ちる主な原因は「年齢そのもの」よりも「年齢とともに進む筋肉量の減少(サルコペニア)」であることが近年の研究でわかってきています。
ホルモンバランスが変化する
女性の場合
40代は更年期にあたり、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少します。これにより:
- 体脂肪がお腹・腰まわりにつきやすくなる
- インスリン抵抗性が高まり、血糖値が上がりやすくなる
- 睡眠の質が低下し、食欲調整ホルモンが乱れやすくなる
男性の場合
男性も40代以降は男性ホルモン(テストステロン)の分泌が年々少しずつ低下していきます。筋肉が落ちやすく、内臓脂肪が蓄積しやすくなります。
筋肉量が少しずつ減っていく
筋肉量は30代から少しずつ低下し始め、40代では特に実感しやすくなってきます。筋肉量が減ると基礎代謝がさらに低下するという悪循環が生まれやすいです。
40代に多い「うまくいかないアプローチ」
有酸素運動だけで痩せようとしている:ウォーキングや自転車は大切ですが、筋肉量の減少には対処できません。40代からは筋力トレーニングとの組み合わせが重要になります。
急激な食事制限をしている:食事を急激に減らすと、脂肪より先に筋肉が分解されることがあります。代謝がさらに低下してリバウンドしやすい身体になっていくという悪循環に陥りやすいです。
40代からのダイエット:効果的なアプローチ
アプローチ① 筋力トレーニングを中心に
週2〜3回の筋力トレーニングには、次のような嬉しい効果があります:
- 基礎代謝が上がる(筋肉量1kg増加で1日50〜100kcalの代謝向上)
- 運動後も代謝が高い状態が続く「アフターバーン効果」
- インスリン感受性が改善される
- 骨密度が維持されて骨粗しょう症の予防になる
アプローチ② タンパク質を少し増やす
40代以降は筋肉合成の効率が低下するため、若いころより少し多くのタンパク質が必要になります。
毎食20〜30g程度のタンパク質を意識するのがおすすめです(鶏胸肉100gで約23g、卵1個で約6gなど)。
アプローチ③ 食べ方を少し変える
- 野菜・タンパク質を先に食べる(炭水化物の吸収をゆるやかにします)
- 白米・白いパンを玄米・全粒粉パンに少しずつ置き換える
- 間食はナッツやチーズに変えてみる
アプローチ④ 睡眠の質を大切に
睡眠不足は食欲増進ホルモンを増やし、食欲抑制ホルモンを減らします。就寝1〜2時間前のスマートフォン使用を控えたり、就寝・起床時間を一定に保つだけでも変化が出やすくなります。
40代の体重変化の目安
筋肉を落とさず脂肪だけを減らすための目安は、月1〜2kg程度です。「短期間で大きく落とす」より、筋肉量を維持しながら体脂肪率を少しずつ改善していく方が、40代以降のお身体には最も無理がありません。
参考文献
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」基礎代謝基準値・タンパク質推奨量
- Janssen, I., Heymsfield, S.B., Wang, Z., & Ross, R. (2000). Skeletal muscle mass and distribution in 468 men and women aged 18–88 yr. Journal of Applied Physiology, 89(1), 81–88.
- 公益財団法人日本内分泌学会「加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)」
- 厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査」
鈴鹿市のパーソナルジムshinpoでは、40代からのボディメイク・ダイエットのサポート実績も多くあります。NSCAトレーナーと管理栄養士が協力して、年齢・ホルモンの変化・生活習慣を考慮した個別プログラムをご提案します。まずは無料体験(体験&入会金 無料キャンペーン中)でご一緒に現状を確認していきましょう。
あわせて読みたい:猫背と身体の使い方を詳しく見る

