「タンパク質が大事とはよく聞くけど、実際どれくらい食べればいいの?」

「プロテインは飲んだほうがいいの?」

こうした疲問をお持ちの方は、とても多いのではないでしょうか。

タンパク質は、筋肉・肌・髪・ホルモンなど、体のあらゆるパーツの材料になる栄養素です。特に40代以降の女性にとっては、体型維持・疲れにくい体・美容の観点でも非常に重要な栄養素です。この記事では、管理栄養士の視点から、タンパク質の正しい摂り方をわかりやすく解説します。

タンパク質が不足するとどうなるの?

タンパク質が慢性的に不足すると、体にさまざまな影響が出てきます。

体型への影響

  • 筋肉量が落ち、代謝が下がる
  • 同じ体重でも「ぼよぼよした体」になりやすい
  • ダイエットをしても脂肪より筋肉が落ちやすくなる

美容への影響

  • 肌のハリ・弾力が失われやすくなる
  • 髪がパサつく・抜け毛が増える
  • 爪が割れやすくなる

体調への影響

  • 疲れやすくなる
  • 免疫力が低下しやすくなる
  • 傷の回復が遅くなる

40代以降は加齢とともにタンパク質の吸収効率も変化するため、若いころと同じ量を食べていても「不足している」状態になっていることがあります。

1日にどれくらい摂ればいいの?

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人女性のタンパク質推奨量は50g/日とされています。ただし、これは必要最低限の量です。

筋肉量の維持・増加を目指す場合や、積極的に体づくりをする場合には、より多くのタンパク質が必要になります。管理栄養士の指導では、体重・活動量・目標に合わせた個別の摂取量をご提案しています。

どんな食材からとればいいの?

タンパク質には「動物性」と「植物性」の2種類があります。どちらかに偏るのではなく、組み合わせることが大切です。

動物性タンパク質(含有量が高く吸収されやすい)

食材 目安量 タンパク質量(概算)
鶏むね肉(皮なし) 100g 組23g
まぐろ赤身 100g 組26g
1個(絀60g) 組7g
牛赤身肉 100g 組21g
無糖ヨーグルト 100g 組4〜5g

植物性タンパク質(食物繊維・大豆イソフラボンも含む)

食材 目安量 タンパク質量(概算)
豆腐(木綿) 100g 組7g
納豆 1パック(45g) 組8g
枝豆 100g 組11g
大豆(ゆで) 50g 組8g

特に大豆食品は、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンも含むため、40代以降の女性には積極的に取り入れたい食材です。

「毎食タンパク質を摂る」ことが重要な理由

タンパク質は、体内に蓄えておくことが難しい栄養素です。「まとめてたくさん食べればいい」ではなく、「毎食こまめに摂ること」が重要とされています。

1日3食に分けてタンパク質を摂ると、筋肉の合成シグナルが効率よく出やすくなります。「朝食は菓子パンだけ」「昼は野菜だけのサラダ」という状態では、夕食でたくさん食べても間に合わないことがあります。

朝食のタンパク質不足は特に注意

多くの方が朝食でタンパク質が不足しています。卵・ヨーグルト・納豆・チーズなど、手軽に追加できる食材から始めてみましょう。

プロテインは必要?

「プロテインを飲まないといけませんか?」というご質問をよくいただきます。

食事から十分なタンパク質が摂れている場合は、プロテインは必須ではありません。ただし、「食事だけでは量が足りない」「調理が大変で毎食タンパク質食材を用意できない」という場合には、プロテインは便利な補助手段になります。

プロテインを選ぶ際の注意点:

  • 砂糖や人工甘味料が過剰に入っていないものを選ぶ
  • 「プロテイン飲料」より「ホエイプロテイン」など原材料が明確なものが安心
  • あくまで補助として位置づける(食事の代替にしない)

まとめ:タンパク質は「量」より「質と頻度」

タンパク質で大切なのは、「どれだけ多く食べるか」ではなく「毎食欠かさず、バランスよく食べているか」です。

40代女性にとってタンパク質は、体型維持・美容・健康のすべてに関わる最重要栄養素のひとつです。まずは「毎食タンパク質食材を1品入れること」から始めてみてください。

不安なこと・わからないことは、管理栄養士に気軽にご相談ください。あなたの食習慣・好み・生活スタイルに合わせた、無理のないアドバイスをお伝えします。

参考文献


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