食事や運動を続けているのに、体重が2週間ほど動かないと「もっと食事を減らすべきか」「運動量が足りないのか」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

体重は体脂肪だけではなく、水分、食べ物、便通などを含む数字です。短期間動かないからといって、取り組みがすべて無効とは限りません。調整を大きくする前に、同じ条件で記録できているか、生活の何が変わったかを確認しましょう。

まず「2週間」のデータを揃える

測定する時間が日によって違うと、変化を判断しにくくなります。朝起きてトイレを済ませたあと、朝食前など、自分が続けられる条件を決めます。

毎日の体重を記録し、7日間の平均を比べると、1日ごとの上下より流れが見えやすくなります。毎日測ることがストレスになる方は、週2〜3回でも同じ曜日・同じ条件を揃えてください。

見直したい7項目

1.測定条件は揃っているか

朝と夜、食前と食後、運動前と運動後では数字が違います。以前は朝に測っていたのに、最近は夕方が多いという場合、単純に比較できません。

体組成計の体脂肪率も水分状態などで動きます。一回の数字ではなく、同じ機器・同じ条件で傾向を見ます。

2.外食や加工食品が増えていないか

外食、総菜、麺類、加工食品などが続くと、普段より食塩が多くなり、水分を保持して体重が動く場合があります。食べてはいけないという意味ではなく、頻度と翌日の変化を記録します。

外食翌日に体重が増えても、すべて体脂肪とは限りません。数日間、普段の食事へ戻した変化を見ます。

3.飲み物と間食が記録から抜けていないか

食事は記録していても、加糖飲料、カフェラテ、アルコール、調理中のつまみ食い、職場でもらったお菓子などが抜けることがあります。

すべてを禁止するのではなく、まず3日間だけ、口にしたものを量と一緒に記録します。原因を推測するより、実際の頻度を確認します。

4.活動量が下がっていないか

ジムで同じ運動をしていても、暑さや仕事の忙しさで歩数や家事の時間が減ることがあります。運動時間だけではなく、1日の歩数や座っている時間も確認します。

歩数を急に大きく増やす必要はありません。まず今の平均より少し多く歩く、30分ごとに立つなど、小さく調整します。

5.睡眠時間が短くなっていないか

睡眠不足が続くと、疲れて日中の活動量が下がったり、食事の選択が変わったりすることがあります。就寝時間、起床時間、朝の休養感も記録します。

体重だけを調整しようとせず、夜更かしや休日の寝だめで生活リズムが大きく変わっていないかを見ます。

6.便通や月経周期などの影響はないか

便通や月経周期による水分変化で、体重が一時的に動く場合があります。個人差が大きいため、他人の変化と比べるのではなく、自分の周期と照らし合わせます。

急なむくみ、強いだるさ、意図しない体重変化などがある場合は、ダイエットの停滞と決めつけず医療機関へ相談してください。

7.体重以外は変わっていないか

ウエスト、服のゆとり、写真、扱える負荷、歩きやすさなども確認します。筋力トレーニングを始めた方は、体重が大きく変わらなくても姿勢や身体の使い方が変わることがあります。

体重だけを唯一の合否にすると、良い変化を見落としやすくなります。

見直し後の調整は一つずつ

記録を確認したら、変える項目を一つに絞ります。

  • 甘い飲み物を水やお茶に変える
  • 夕食後の間食を週3回から週1回にする
  • 昼休みに10分歩く
  • 就寝時間を15分早める
  • 主菜がない食事に卵や豆腐を足す

食事量を大きく減らし、運動量も同時に増やすと、何が影響したか分かりにくく、疲労もたまりやすくなります。1〜2週間続けてから次の判断をします。

受診を考えたい変化

意図せず急に体重が増減する、むくみが強い、息切れ、動悸、強い疲労、食欲不振などがある場合は、生活習慣だけの問題と自己判断せず医療機関へ相談してください。

持病や服薬がある方は、食事や水分、運動量を大きく変更する前に、医師の指示を確認しましょう。

まとめ

体重が2週間動かないときは、すぐに食事をさらに減らす前に、次の7項目を確認します。

1. 測定条件 2. 外食と食塩 3. 飲み物と間食 4. 歩数と座位時間 5. 睡眠 6. 便通や月経周期 7. 体重以外の変化

記録から変えやすい項目を一つ選び、1〜2週間続けて判断しましょう。自分の記録をどう見直せばよいか分からない場合は、お気軽にご相談ください。

参考文献